脱毛と言っても様々な手段がある。クリニック、サロン、家庭用脱毛器……色々迷った。
なんやかんや試行錯誤して、最終的に出した答えがこれだ。

部屋主のアンデルです。実家暮らしが6畳子供部屋で快適に過ごすための術を模索しています。X・Youtubeもやってます。
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「お前にそんな価値ないわ!」と思っている、至極真っ当な方にはセルフ検索でのショッピングをお勧めします。
【結論】面倒なら最初から医療脱毛へ行け
結論から言うと、確実に結果が欲しいなら、金と時間をかけてでも医療脱毛に行ってほしい。
エステ脱毛は論外

エステ脱毛や家庭用脱毛器って「光脱毛(IPL)」なんだけど、医療脱毛はレーザーで毛母細胞を根絶やしにしてくる。出力も違えば、効果も違う。
毛母細胞(もうぼさいぼう)は、毛根の一部分である毛包に存在し、髪の毛を生み出すための細胞。
ただ寝ているだけで毛が生えてこなくなると考えて、手間を買ってると思えば納得はできる。
エステ脱毛は施術が医師や看護師じゃなくても無資格でもできてしまう。すなわち、医療行為ではないから、医療脱毛のような強い出力のレーザー脱毛器が使えない。効果も減毛や抑毛程度に抑えられているんだ
その癖、価格が医療脱毛と対して差がないので、選ぶ理由がない。
医療脱毛+セルフ脱毛が最強

マッチングアプリの外見担当のコンサルタントが言っていたけど、『医療脱毛とセルフ脱毛の併用』が最強らしい。
気になる部位の毛を医療脱毛で優先的に排除して、生き残った毛を家庭用脱毛器でメンテしつつ、その他の有象無象どもを駆逐するのが賢いやり方なんだとか。
マッチングアプリに挑戦した記録はこちらから。
セルフ脱毛をする理由
私はマッチングアプリアプリを始める前にセルフ脱毛をやっていた。それが4年前。その際、医療脱毛と比べて、結果的に家庭用脱毛器を買ったんだけど、その理由を書いていく。
クリニックに通うのが面倒

まず、予約とスケジュール調整がめんどい。仕事終わりに行こう思ったら、休日は休みたいし、
「この時間に駅前のクリニックへ…」って考えただけでやる気を失くす。
クリニックは仕事帰りに通う人もいるからアクセスが良い繁華街に集中してる。私の棲家である実家は、中心地から車で20分ほどの郊外。電車でも30〜40分で行ける距離ではあるんだけと、はっきり言って面倒くさい。
人混みが苦手だし、繁華街というのもあって車は駐車場代が高すぎ。今ならスーパーカブで通うという方法もあるんだけど、当初は小型二輪の免許がなかった。
後から調べたら、再施術可能な間隔が2ヶ月後とか記載されてて、2ヶ月に一度ならなんとか我慢できるレベルだった。
VIOを他人に見られる

人権のない子供部屋おじさんとは言え、最低限の尊厳は守りたい。だって男の子だもん。弱点を他人に晒すとか、いくら施術者がプロでも恥ずかしい。
セルフ脱毛であればどんな恥ずかしい体勢でも、誰にも見られず自分の部屋で完結する。そして自分のペースでゆっくりやれる。これだけでメンタル的ハードルが一億段くらい下がる。
価格で二の足を踏む

医療脱毛は全身で安いところでも1回4万~、区切りとなっている5回ほどで、15~30万は見たほうがいい。
それに比べてケノンは7万円くらいで本体買って、あとはカートリッジ交換だけ。その交換も滅多にない。
「そこまで毛濃くない」「通うのがだるい」「人にあまり見られたくない」ってタイプには、やってみてもいいと思う。実際、私は顔のうぶ毛・ヒゲ・腕・足・脇・VIOまで全部自分でやれてる。
ながら脱毛ができる

家庭用脱毛器の最大の強み。それは『ながら脱毛』ができること。セルフ脱毛だったら、寝巻きのまま・スッピンのまま・家でゴロゴロしながら脱毛できる。
調べたら脱毛サロンでやる全身脱毛には60~120分ほどの時間がかかるらしい。通う時間や準備を含めると2時間半は掛かる。しかも施術を受けている間は、目を保護という名目でスマホを扱えないし、ただ痛みに耐えるしかないとか。
だったら、ながら視聴ができて、いつでも中断できるセルフ脱毛の方が快適だと判断した次第だ。
【前提】私の毛量は薄い

もみあげは鼻先の高さまでしかないし、臀部を覆うケツ毛も生えてなければ、胸毛も生えてない。どうやら男性ホルモンがそんなにないらしい。
その前提の元でこの先は見て欲しい。
【現状】4年目の脱毛状況
私の脱毛具合の現状はこんな感じ。
- 脚…9割減
- 腕…7割減
- ヒゲ…7割
- VIO…2割減
- 脇…1割減
ぶっちゃけ、サボっていたりして本格的に取り組んでいたのは2年前まで。そして半年前から脱毛を再開しだして、この記事を書く運びになった。
セルフ脱毛の効果ができる限り分かるように、Pixel7aで撮った写真を載せていく。
【脚】ツルツルになった


毛が残っている場所が分かると思う。スネとか膝の曲面になっているところは照射がやりづらいのもあって少し残ってはいるけど、半年放置してこの状態なので効果は実感できている。
【腕】ほぼ産毛になる

ビビって避けていたホクロ周りには生えているけど、それ以外は産毛も同然となった。
日焼け止めを塗るのが楽になった気がする。
【ヒゲ】鼻下から順に抜けている

自分の顔を見るのは見るに耐えないので、モザイクを掛けさせてもらった。画像は3日ほど手付かずで伸ばした状態。
人中の部分からは生えてこなくなったけど、小鼻下から唇の端の部分はまだ残ってる。やっぱり曲面は難しい。
アゴはまばらに抜けて生える速度も遅くなった。首辺りのアゴ下は元から生えてなかったので割愛。
【VIO】まばらに抜けている
VIOを映すとブログ閉鎖しなければならないので、文面でのレポートにとどめておく。
局部だけは剛毛なのかV部分は間隔を短くして集中的に照射したのにまばらに抜けているだけであまり効果がなかった。
陰嚢、俗に言う金玉部分は元から生えていないというのもあって、だいぶ少なくなっている。
【脇】1割減
脱毛前とほぼ変わらないので画像なし。ワキガなのもあって、毛量が減ることで匂いの拡散を防止することができるかと期待したけど、全く減らない。
ただ伸びる速度はめちゃくちゃ遅くなった(ような気がする)。脇毛は大人しく医療脱毛に頼ろうと思う。
使う脱毛器はケノン

選んだ理由は、単純に当時では有名でブログでの体験記やレビューが多かったから。

似たようなもので『トリア』っていうのもある。照射の威力が強力だけど範囲がその分狭い。これが最大のデメリット。眉毛やヒゲとかの細かな調整には向いているけど、全身を脱毛するには圧倒的に不向き。
使ったカートリッジは2種類

ケノンで脱毛するには本体だけじゃなくて、カートリッジというものが必要になる。カートリッジは本体に付属していて、キャンペーン期間や購入後にレビューを投稿すると追加でプレゼントしてくれる。
私が購入したときはキャンペーン期間じゃなかったから、自腹で1万円近くのカートリッジを複数購入するはめになった。
楽天市場や公式サイトでちゃんと告知してくれるから、急ぎじゃないときは待った方がいい。
実際に購入して使用したのは
- スーパープレミアムカートリッジ(付属品)
・圧倒的なコストパフォーマンスを誇り、全ての部位に利用できる。 - ストロングカートリッジ
・比較的しっかりとした部位のムダ毛に適している。 - エクストララージカートリッジ
・主に太もも、腹、背中など広い範囲の利用に適している。
の3つで1つは使わなくなった。それぞれ解説していく。
スーパープレミアムカートリッジ
ヒゲやVIOや脇以外には『スーパープレミアム』というカートリッジを使う。ソシャゲのレア度みたいな名前だけど、ケノンを買うとついてくる付属品のカートリッジだったりする。紛らわしい。完全に名前負けしてるけど、過去の付属品も『プレミアムカートリッジ』という名前だったりする。
このスーパープレミアムの特長はなんと言ってもその寿命の長さ。一番下の強さであるLv1で300万発、最強のLv10で50万発と設定をミスったかのような、一生かかっても使い切れない回数を照射できる。
ストロングカートリッジ
ケチってスーパープレミアム一本で脱毛しようと画策していたんだけど、ヒゲは全く変化が見られなかった。そこで威力が一番強力なストロングカートリッジに変えた途端、毛根が消滅しだした。
ストロングカートリッジは照射面積が小さいんだけど、その分小回りが効きやすいんだ。
エクストララージカートリッジは熱すぎる
照射面積が増えるのが魅力的に見えて購入したエクストラカートリッジなんだけど、これが失敗だった。
照射面と皮膚の距離が近いせいでめっちゃ熱い。色素沈着が皆無な足の脱毛ですら、保冷剤を用意しないといけないレベルの熱を持つので逆に手間が増える。
さらにスーパープレミアムカートリッジと比べてチャージが遅いので余計に時間がかかる。面積が広くて、効率重視で照射したい足や腕には致命的で途中から使わなくなった。
皮膚の熱耐性と頑丈さに自信があるなら試すのもあり。
【自己流】セルフ脱毛の一連の流れ
ここまで見て、セルフ脱毛で全身脱毛に挑戦したいという人は見ていって欲しい。
シェーバーで毛を短くする

医療脱毛は事前に毛を短くする剃ることをお願いされるらしい。セルフ脱毛はそこも同じ。目安は大体2mm。照射面に当たって焦げ付くのを防ぐために、ある程度短ければいい。
照射間隔は1日おき

「照射間隔は1週間または2週間に1回」の使用間隔を推奨しているんだけど、私は一日おきに照射するというハードスケジュールを選んだ。
繰り返して肌を慣れさせたというのもあるけど、一番は全体的に毛量・濃さ共に薄いからというのもある。毛量がなければ色素沈着は薄いわけだし、周辺の肌へのダメージは少なくなる。
その分毛根へ与えるダメージも少ないわけだけど、それは一日おきという高頻度の照射でカバーするわけだ。
照射範囲を少し重ねる
皮膚に照射口を当てると長方形の跡がつくので、次はその跡に重ねるように照射することで、うち漏らしがなくなる。
セルフ脱毛する際のコツ
今までセルフ脱毛をやってきて、なるべく痛みがないように効率的にできるコツを挙げていく。
【ヒゲ・脇・VIO】保冷剤が必須

照射時はとんでもなく痛い。毛が濃い部分(髭・VIO・脇)は思わず叫ぶぐらいの熱が走る。でもこれは保冷剤で皮膚温度をキンキンに冷やすと無効化することができる。
そもそも、脱毛に使われるレーザーや光は黒いものに反応するようにできているから、色素沈着しているような部位に当てて痛いのは当たり前なんだけど。
【ヒゲ】①部位を分けて照射

イケオジって呼ばれてる人って大体髭が生えてる。私はクリス・ペプラーみたいな男になりたかったんだけど顔の濃さが足りないから、諦めて脱毛に手を出した。もし、将来にヒゲを含めてオシャレを楽しみたい人は脱毛に手を出す前によく考えて欲しい。
清潔感に欠けるような頬やもみあげに照射したりと、部位別に細かく分けよう。
時すでに遅く、根絶やしにしてしまっても、永久脱毛は不毛の土地になるわけではないから、おじさんになった年頃に再び生えてくることに期待する他ない。
【ヒゲ】②遮光ゴーグルを使う

強力な光は眼球の黒い部分にも反応するから、まともに直視すると眩しいを超えて、マジで洒落にならない。
今はAmazonで買った遮光ゴーグルを着用して、目を背けつつ、さらに手で遮光ゴーグルごと覆って対処してる。それでも光が観測できるから恐ろしい。
遮光ゴーグルを着けると視界が真っ暗になって、照射も保冷剤も手探り状態になる点は注意。
【VIO】風呂上がり後がおすすめ

理由は単純に一番きれいな状態だから。ケツにトイレットペーパーをくっつけた自身の間抜けな姿を見ずに済む。
ただ、風呂上がり直後の火照った状態で照射してはダメ。保冷剤で冷やす理由から分かるように、皮膚が熱を持っている状態がダメなんだ。照射部位の熱が高いと肌へのダメージは増えるので保冷剤でキンキンに冷やして照射しよう。
【脚】時間がかかる

ふくらはぎ、すね、太ももはとにかく範囲が広い。ふくらはぎだけで20分、太もも込みで30分は超える。気づいたら夜中になってる。
いっぺんに照射するのは骨が折れるので、「今日は右足」・「明日は左足」って分けないとしんどい。あと、姿勢も地味に疲れる。「ストレッチかよ」ってくらい脚上げながらやる羽目になる。
でも、その後に足がツルッとしてると気持ちいい。初めてスネ毛が消えたときは、感動して何回も足をさすった。ハーフパンツを履くならヒザから下の部分だけ脱毛するのもいい。
【腕・手の甲・指】骨が邪魔

手首や手の甲の辺りはゴツゴツしててうまく当たらない。手の甲と指毛は指をまっすぐにして表面が平らになるようにすると効率的。
他に肘など骨が出ているところは平面じゃないから照射面が密着しない。隆起している部分が照射面に近づきすぎて、火傷するので注意。
【背中】不可能

背中は諦めた。まず見えないし、手が届かない。大人しくクリニックに金を払うか、パートナーにやってもらうしかない。
そもそも脱毛したいと思うほど毛が背中まで生えているのはゴリラすぎると思うので、自分がゴリラだと自覚のある人以外はやらなくてOK。
ケノンを使ってみた感想
照射光が眩しい

照射面が皮膚にあてがわれて、ある程度密閉されてるとはいえ、とんでもなく眩しい。懐中電灯を眼の前に持って来られる以上に。
それもそうで、毛根を焼き尽くすほどのエネルギーを持ってるんだから当たり前。顔ごと逸らすなどの対策が必要。同居人やペットが居る場合は最新の注意を払おう。
照射レベルは早めに最大でOK

あまり無責任なことは言えないけど、照射レベルは早めに最大に上げてもいいと感じた。ケノン本体のモニター表示を見れば分かるけどレベルを上げると照射寿命が減る。その分照射が強力になるから、面倒なことをする回数も少なくなる。
ただ、肌を慣れさせるために最初から10ではなく徐々に上げていった方が良い。ぶっちゃけ2レベルずつ上げてもいい。
照射口付近が熱くなる

強力な光を照射してるので皮膚と接する枠部分も熱くなる。連続使用となると、その熱さはより増す。
皮膚に押し当てて照射可能な「ピッピッピッ」の音が鳴るまでにすら、照射口が熱すぎて嫌気が差す。次の照射までのチャージ中に保冷剤を照射口に押し当てるという物理的な対抗策をとったけど、みるみる保冷剤が溶けていく。
保冷剤の替えを用意するかしばらく脱毛を中断して冷やすのが吉。
部屋が焦げ臭くなる

部屋が髪の毛を焦がしたような匂いがする。原因は長さを揃い損ねた毛。その毛がアチアチな照射面に付着することで臭いが発せられる。
照射した体にもその臭いが付くのでシャワーに入る前に照射することを推奨する。
ストロングカートリッジだけ買い足せばOK

エクストララージカートリッジは照射面積が広いけどチャージに時間がかかるので効率が落ちる。肌の調子を整える効果があるらしい『スキンケアカートリッジ』に至っては、生活習慣を変えたほうがいい。
よって、脚や腕などの面積が広い部位用に寿命の長いスーパープレミアム、VIOやヒゲや脇用にストロングカートリッジがあればOK。キャンペーンを利用することで、うまくいけば本体価格だけで揃えられる。
やった分だけ結果は出る

セルフ脱毛は継続が命。脱毛は筋トレと同じ。やったらやっただけ結果は出る。繰り返しになるけど、面倒くさいのが嫌な人は、医療脱毛でいい。
もし私が今のタイミングで脱毛を始めるなら、コンサルに倣って真っ先に医療脱毛クリニックに行っている。
ただコスパの観点から見ると「セルフ脱毛で全体的に毛の量を減らし、気になった部位のみを医療脱毛してもらう」。この二刀流が一番がいいと思う。
セルフ脱毛は、自宅で好きなタイミングで好きな部位を好きなだけできるのが最大の魅力ではあるので長期的になるけどマイペースに続けたい人にはおすすめできる。
この記事が画面の前の迷える仔羊達の参考になれば幸いだ。
今回の記事は以上になります。また違う記事でお会いしましょう。さいなら!