ようやく完成したKeyball44。キーキャップからケース、コード類をウォールナット・黒(グレー)を主軸からの時々グリーンの配色にして、インテリアに溶け込むようにしたつもりでしたが、どうしても解せない部分がありました。
それは
でした。この記事ではダイソーで揃えたアイテム3つ合計330円でKeyballの外装を黒くする過程を描いた物語です。
部屋主のアンデルです。実家暮らしが6畳子供部屋で快適に過ごすための術を模索しています。X・Youtubeもやってます。
白が思いの外目立つ
デスクツアー界隈やインテリア界の掟、『統一感を生み出すためには3色以内に抑えろ』というのは、もはやこの世を生きるすべての生き物の一般常識でもあるんですが、その理を欠く背信者がこの部屋に潜伏していました。それがこのKeyballです。
私のKeyball44は子供部屋のインテリアの主軸色(ウォルナット&黒(グレー)&緑)に合わせてケースなどのアクセサリーをカスタマイズしているつもりだったんですが、Keyballの操作にも慣れていくうちにどうしてもプレートの白さと断面、そして大きく目立つトラックボールケースの純白さが気になってきました。
他所様のデスクツアーだと大体Apple製品でまとまっているので、私もAppleとかの白・シルバー系でガジェットを固めて元の白さを活かせる環境なら良かったんですが、時すでに遅しということでKeyball本体の色を変えようと思った次第です。
フリマの3Dプリンター製は高い
先ずフリマサイトでKeyballを検索ワードに巡回してみると、黒のフィラメントを使った3Dプリンター製トラックボールケースが販売されていました。しかし価格は3000円前後と結構します。
そこでどうにか安く済ませようとネットを猟渉したところ、同じことを考いられていた先駆者様が手法を公開されていました。
今度はこれを真似てDIYでどうにかしようとした次第です。
必要なものは100均で揃う
先駆者様はトラックボールケースを一緒に染め出し剤で黒く染めていましたが、その際に使用するビーカーやザルも購入しなくてはなりません。ケチな私はマグロの如くダイソーの店内をグルグルと回遊したところ、ダイソーの商品でも事足りることがわかったのでここに共有します。
黒化にはこの3つのアイテムで十分でした。税込330円。一応ダイソーで一通り購入しましたが油性ペンは家にありましたし、私は常日頃から愛車のカスタムをやっていて、パーツを塗装する過程で余ったソフト99の黒のスプレーを持っていたので結果的に家にあるもので賄えました。
ちなみに途中でスプレーが足りなくなりダイソーのラッカースプレーを使いましたが、元のスプレーに塗り重ねても違いがわからなかったので質感での問題はないと思います。
塗装の工程
シリコンオフ用のキムワイプ(ティッシュでも可)を用意して屋外で塗装していきます。
【下準備】ネジ穴やセラミックボール部分はマスキングする
動作や組み立てに影響が出そうなところはマスキングして塗料が載らないようにしました。(写真は塗装後)
薄く塗装するのでネジ穴を塞ぐ危険性は低いと思いますが、ヒビ割れ回避の為、トラックボールケースのΦ2 セラミックボール部分もトラックボール操作に悪影響が出て欲しくないのでマスキングテープで保護しました。
【開始】実際に塗装していく
塗装過程は下記の通りです。
- 表面の汚れを拭き取る
- きれいにしたプレートを段ボールやビールケースなど塗装ブースに載せる
- ムラが無いように複数回に分けてラッカースプレーを吹きかける
【注意点】吹き始めに注意
スプレーの吹き始めには吹き出し口に溜まった塗料が一緒に発射されます。それが塗装対象に載ると表面が気泡ができて、きれいに塗装ができないので塗装対象から少し外したところから吹き始めましょう。
【ポイント】一回で塗りつぶさない
一回で透けない程の量を厚塗りすると塗装が垂れてしまいます。上を通過するように往復し薄く塗り、10分程乾燥させ再び塗り重ねるようにしましょう。
【最終調整】チラ見えの白い部分を油性ペンで塗り潰す
乾燥が終わったので回収しました。
使用済みなのもあってスプレーが足りずに気泡ができてしまいましたが、近くで見ると気になりませんし大部分は見えないので気になりませんでした。
PCBプレートを裏と比べると一目瞭然です。(そりゃそうじゃ)
基盤部分はキーキャップで隠れはしますが、このままでは純白Pの縁がチラリズムしているので、油性ペンで周囲と同化させます。
基盤プレートは縁よりちょっと攻めてみました。
トラックボールケースに玉をハメてもこのように内側が少し見えるので、油性ペンでごまかします。もっと大胆に内側を塗装すればよかったと後悔しました。
無事、見渡す限り黒になりました。
【完成】めっちゃいい感じ
色が少なくなって無事に統一感マシマシになりました。
今回ProMicro保護プレートはキーボードケースのものを使ったので引き出しに仕舞いっぱなしなんですが、先駆者様の完成品を見ると塗装することでOLEDの輝度が抑えられ、色付きガラスでカッコ良い感じになってました。
このDIYは個人的に満足行く仕上がりになったので、是非試してください。
Keyball44の組み立て時の記事はこちらです。