【レビュー】Keyball44│1年使った感想と現在の状況

ガジェット

中学生以来のはんだ付けをした完成させたKeyball44。

なんやかんやで使い続けて1年が経ちました。感想を箇条書きにしていきます。

この記事は大西配列にしたKeyball44で書いています。

アンデル
アンデル

部屋主のアンデルです。実家暮らしが6畳子供部屋で快適に過ごすための術を模索しています。X・Youtubeもやってます。

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結局鬼テンティングはしていない

スマホスタンドで鬼テンティングをお試し導入しました。

そもそもテンティングとは

テンティング」という用語は、特に分離キーボード(エルゴノミックキーボード)においてよく使われ、キーボードの角度調整に関する概念を指します。キーボードの左右の部分を上向きに傾けること、または角度を付けることによって、腕や手首の負担を軽減し、より自然なタイピング姿勢を保つための調整を指します。

ChatGPT 4o mini

とあるように、キーボードに角度を付けて体の負担を減らす調整のこと。

鬼テンティングとは鬼の名の通り、もはや垂直に近い角度を付けたキーボードを扱うこと。

感想
  • 鬼テンティングは39向け
    ・キー数の多い44や61で入力するには結局、指(の筋)を伸ばさなければならないので鬼テンティングの効果は薄そう。
    ・鬼テンティングをすると指を真横に動かしてタイピングをしなければならない。
    重力という自然の摂理に従った方がいい。
    ・デスクに無意識に手をついた時の角度が適正な角度だと感じた
    ・完全に平行だとやりづらいので角度を少しでも(20度くらい)付けるのがおすすめ

大西配列を練習中

https://note.com/illlilllililill/n/n3b51f4aaf086より

キーキャップとキースイッチを遊舎工房を巡回していた際、『おさかなキーボード』という一風変わったものを見つけてその存在を知りました。

大西拓磨さんが考案した大西配列は、日本語のかな入力を効率的に行うために作られたキーボード配列

QWERTY配列は、1800年代に英文モールス信号の復号作業のためにABC順を崩して作られ、市場の独占によって普及したものです。使う指の偏りや中段の不使用、標準運指における指の連続使用の多さなどが批判されてきました。

https://o24.works/layout/ 『大西配列|ローマ字をもっと打ちやすく』

俺、バカだからよくわかんねぇけどよぉ、一般的に使われている『QWERTY配列』は効率を意識して考えられた訳じゃないから、指の動きが煩雑で疲れるみてーだ。

大西配列の特徴としては

  • 押しやすい位置に使用頻度の高いキーが配置されている
  • 母音と子音が左右に分かれていて、日本語の約83%を交互に打鍵できる。
  • 濁音・半濁音が清音の上下にある(K-G、P-H-Bなど)
  • Z・X・C・Vなどのショートカットの位置はQWERTY配列のまま etc…

ローマ字100万字をもちいた解析によれば、大西配列の指の移動距離はQWERTYの約48%、同指異鍵の連続使用は約12%と、いずれも理論的な最少水準に抑えられて、手や指ごとの負担も可動性や力の強さに沿った理想的な配分になっているらしいぜ?(引用:https://o24.works/layout/ 

感想
  • 確かに入力はスムーズになった
  • 慣れるまで苦痛
    ・条件反射でQWETY配列の時のキーに手を伸ばしてしまうのでヤキモキする。
  • ブラインドタッチはできるようになった
    ・使い始めて一ヶ月、相変わらずタイピング速度が上がらない(元々遅い)。

塗装はやってよかった

塗る必要のないプレートまで塗装してしまった。

Keyballを黒とグレーとウォールナットに統一したかったので、PCBプレートとトラックボールケースを黒のラッカースプレーとマジックペンで塗装しました。

ベタベタ触るところでもないので、今のところは塗装が剝げたりはしていません。

詳しくは下記の記事で。

感想
  • トラックボールケースが純正だと白
    ・黒で統一したい場合は一手間かかる。
    ・3Dプリンターで抽出されたケースを買うのもアリ。
  • プレートの塗装も必要
    ・キーキャップの隙間からプレートの白が丸見えなのでせっかくなら細部にもこだわりたい。
    ・プレートも基盤も黒色が売られている。時間と手間を金で解決するのもアリ。

ゲームはやりにくい

ちょうど今、PPSSPPというエミュレーターで学生時代にやっていた&お小遣いの問題で買えなかったPSPのソフトを大人の力(金)を使ってプレイしています。

「PCなのでキー割り当てをうまいこと使いこなして、そのままKeyballでプレイできないかな」と横着かましていたら壁にぶち当たりました。

懐かしのPSP

PSPの左側には十字キー(視点移動・選択)とアナログスティック(移動)が集中しています。リアルタイムでしかもキーボードで同時に操作すると左手がこんがらがってとんでもないことに。

キーマップをいじくってみたものの、物理的に指が足りなかったので、結果的にコントローラーを使い始めました。

PCゲーではKeyballの左側とトラックボールマウスで運用しています。

感想
  • 咄嗟にクリックしづらい
    ・一般的なゲームはマウスで標準を合わせつつ、右クリックでスコープを覗き、左クリックで攻撃(射撃)することが多いが、その動作をKeyballでやろうとするとやり辛い。
    ・同じ動作を繰り返すならマウス単体を使った方が良い。
  • 素直にコントローラーを使
    ・PSPゲームをやっていると、前述のボタン配置の都合上、俗にいうモンハン持ちが操作する上で最適だったりする。
    ・コントローラーの方が直感的な操作ができる。
  • PCゲーは左側とトラックボールマウス単体と併用
    ・そもそもエイムするようなゲームをトラックボールでやるなと言う話ではある。
    ・キーボードとマウスの往復を無くなるのが楽なのであって、操作感はマウス単体に勝るわけではない(※個人の感想です)。
    ・レイヤーの切り替えでファンクションキーもテンキー入力も左手のみでできる。

ようするに何でもかんでも一つに収めようとせず、使い分けた方が良いと言う訳です。(※当たり前)

買ってよかった周辺パーツ

1年経ちますが周辺パーツも現役です。

詳しくは下記の記事で。

マグネットコネクタ

底打ち音低減のために敷いたシートのせいで穴ギリギリになったマグネットコネクタ
感想
  • ProMicro端子に負担がかからず傷つけない
    ・左右のキーマップを切り替える私には必須。
  • アリエクの一個400円ので十分だった
    ・技適はないので注意(自己責任)。
  • ケースとの干渉に注意
    ・特にポロンシートを敷こうとすると陥りがちなミス。

TRRSケーブルL字アダプター

Keyballを広げたら真ん中に向かって伸びるTRRSケーブルが邪魔に思えてきますが、L字アダプターを使うことで迂回がスムーズになります。

間に物を置きやすくなるし是非とも導入したいところです。

アームレスト

布地が捲り上がったアームレスト
感想
  • デスク作業には不可欠な存在
    『肘と手首の一直線』、この姿勢がめちゃ楽。
  • 経年劣化してきた
    ・表側の布がはがれて来る。
    ・定期的に潤滑油を塗らないと滑りが悪くなる&キーキーうるさい。
    ・細い棒が飛び出して、上下の調節が効かなくなることがあるので、定期的に指で押し戻す必要がある。

ケース

BoothのKinoyaさんで販売されている木製ケース・パームレスト・テンティングレッグ
感想
  • ケースはマスト
    ・側面が剝き出しなので落としたリスクを考えると装着した方がいい。
  • 理想のKeyball像を想定してケース購入すると良い
    ・黒統一、白統一など
  • カスタマイズに使える
    ・マグネットを仕込んでテンティングに活用したり、ケース同士をくっつけて持ち運びをスムーズにしたり。
    ・打ち心地のためにケース底にポロンを敷こうとすると、高さが出てケーブル穴がケースと干渉することがあるので注意。(大事なことなので2回目)

私が使っているケースはこちら。

やってないこと・興味あること

無線化はしていない

無線化するにはProMicroをBLE Micro Pro(BMP)というBleutoothに対応させた部品と換装しなければなりません。

また半田付けをしないといけないし、それに加えてバッテリーも抵抗器がなんとやらとで訳が分からねえよぉ…。

感想
  • 配線が少なくなるのは良い
    ・左右を繋ぐTRRSケーブル・PCと繋げるType-Cケーブルがなくなり、デスク上のモノが減る。
  • 単純にめんどくさそう
    ・ただ経験としてやってみたくはあるし、無線化したらなんやかんやで気に入りそう。
  • 持ち運びしない
    ・気分転換という概念が存在しない人間なのでカフェに行って作業しない。
    ・そもそもKeyballどころかノートパソコンが高価すぎて持ち運ぶのが怖すぎる。

ishもよくわからん

Keyball ishはLow Profile版のKeyball互換基板セットのこと。

39、44、61各シリーズはもちろんのこと、ピッチ間が17㎜の『m(ミニ)』、16㎜の『μ(ミュー)』も展開しています。

感想
  • 携帯性がいいに越したことはない
    ・持ち運ばないので個人的に薄さや小ささを求める必要はない。
    ・ロープロファイルでストロークがない分、疲労が軽減されるのは良さそう。
    ・しかしながら疲労に違いが出るほど文字を打ち込まなさそう。

それとishは「Keyballを既に持っている人」、且つ「そのキー数に対応する物しか購入できない」という縛りがあります。

  • ishをいきなり購入→不可
  • Keyball44を所持済みでKeyball44ishを購入→可
  • Keyball66所持済みでKeyball39ishを購入→不可

ベアリング式ってどうなの?

WordPressの生成AIで出力したベアリングの画像。

よそ様のKeyball関連の記事を漁ってたらよく見るようになったベアリング式のトラックボールケース。

操作感が滑らかでスムーズらしいです。ただその維持力はセラミックボールの方がいいという話もあって、どっちがいいのか分かんね。取り敢えず現状維持でいきたいと思います。

【結論】これ以外には戻れない

切り替えるだけで様々な用途に応えることのできるレイヤーシステムはすごいと思った(小並感)。

未だに考えたキー配列には不満がないかと言われれば嘘になりますし、最善な配列を考えるのも大変に沼なんですけどそれが楽しい!

めちゃくちゃコアな人間は打鍵感やキー数の違いでキーボードを使い分けているとか。しかしよくよく考えてみると、スペースも取るし基本的に1つで十分なキーボードをいくつも所持している人間はおかしいと思う。(褒め言葉)

私はそこまで器用な人間ではないので、Keyballのみに落ち着いています。


今回の記事は以上になります。また違う記事でお会いしましょう。さいなら!

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