デスク環境の動画を観てもあまり使ってる人がいないのがアームレスト。使ってみたら分かるんだけど、特にキーボードとの相性が良くて快適性が大きく向上したので紹介して布教したい。
前半は自分語りと先代のアームレストの話なのですっ飛ばしても構わないけど、最後まで読んでくれたらうれしい。

親の脛を喰らうサトゥルヌス、略して「サトル」です。実家暮らしの6畳子供部屋から、人生の最適化を発信しています。X・Youtubeもやってます。
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始まりはKeyballとの出会い

デスク環境の改善を考えると、『人間工学に基づいた椅子』や『エルゴノミクスマウス』、『目に優しいモニター』に目向きがち。ただ、ケチんぼが出せる金はないので長時間作業をするのであれば、その間にとる姿勢も大事だ」という言い訳をもとに投資金額が低いであろう左右分離キーボードのKeyballを導入した。

直後に「5000円くらいでワイヤレスキーボード×2を買って左右で並べれば良かったのでは?」と気づくも後の祭り。その約4倍の価格+半田付けによるトラブルに見舞われながら、わざわざ自作するという苦行を経て、自作キーボード沼に浸かったのが一昨年。
好きなようにキー配列を変更できたり、マクロを組めるkeymapや自作特有のカスタマイズ性、なんかすげえタイピングしやすい大西配列を知り、慣れた今、キーマッピングを変更できないキーボードが扱えない身体になってしまった。

ついには2代目としてKeyballの影響を受けた、Bluetooth搭載のワイヤレスキーボードroBaを迎えるまでになってしまった。
Keyballと同時にアームレストを導入
某理想の書斎づくり氏の動画でERGORESTの存在は知ったけど2万円は高すぎる。妥協案ということでGIBBON MOUNTという中華メーカーのアームレストを3000円ぐらいで買った。左右合わせて6000円。とりあえずで買ってみたものの結構良かった。
キーボードと相性がいい
アームレストの最大のメリットの一つが、キーボードとの相性の良さ。キーボードを長時間打つときは腕の高さを維持しつつ肩を落とす体制になる。
そこで活躍するのがアームレスト。肘から前腕にかけてしっかり支えられるから、腕の重さを肩で支える必要がなくなる。結果として肩こりや首の疲れの軽減につながる。
左右分離キーボードはもちろん、アームレストによって腕の動きがスムーズになるのでキーボードとマウスを行き来する人ほど恩恵を感じやすい思う。
疑似的にデスクの奥行を伸ばせる

意外なメリットとして、アームレストはデスクの奥行きを疑似的に延長できる。一般的なデスクの奥行きは70cm前後。安さを追求した私の中華製デスクは60cm。そんな狭小デスクにモニターやキーボードを置くとデスクの自遊空間(フリースペース)が不足する。
モニターアームや左右分離キーボードを使うことで、ある程度のスペースを確保することはできたんだけど、調子に乗ってサブモニターや間接照明を置きだしたことで使える広さは元通りになってしまった。
そこでアームレストの登場。デスク手前に腕を支えるスペースが増えるから、パームレスト分と最低限のスペースを残してキーボードを手前に持ってくることができ、その分デスクが広く使える。特に奥行きがない天板を使っていると如実に効果が現れる。疲れの軽減以外にこんな効果があったとは思わなかった。
椅子の肘掛けと干渉する

使っているうえで唯一のデメリット。
椅子の肘掛けとは高さが違うから、つい体重を預けようとして思ったよりカックンってなるし、そもそも同じ高さになるなら、お互いが干渉してデスクに取り付けたアームレストが弾き飛ばされてしまう。
解消法は椅子から肘掛けを剥ぎ取るか、そもそも肘掛けがない椅子を買うこと。大体のオフィスチェアには付いてるし、肘掛け無しを買うにしても、デスクに取り付けるアームレストを有用さを理解していないといけないというジレンマを抱える。
アームレストが経年劣化してきた

しかし所詮3000円。結果的にERGORESTの10分の1くらいの価格になる。価格は素材にも反映されていて、消耗は激しい。
最初の症状は肘置きの布が端から捲れ上がってきたこと。我慢して使い続けていたけど、捲れたところがロール状になったところで諦めて表面をはぎ取った。
剝ぎ取った中身は薄いクッションになっていて、使い続けても使用感は大して変わらなかったけど中身がむき出し状態なので汚れには一層気を使う羽目になった。
症状はもう1つ。高さ調整の骨組み同士が重なる関節部分には穴があって、そこに金属製のピンを通して固定しているところが2箇所あるんだけど、そのどちらもが使っていくうちに抜けていって、アームレストが崩壊するという事件が頻発するようになってしまった。

そのせいで、一日一回はアームレストの骨組みをまさぐりつつ、はみ出したピンを押し戻すという謎の労働が発生するようになった。
対策として、3Dプリンターではみ出し防止カバーを作ろうとしたけど、パーツを引っかけるところがなくて、3DCADをこねくり回してもアイデアが浮かばず、謎の労働を継続する羽目に。
高級アームレスト”ERGOREST”を片側だけ購入

そんな過労死寸前だったところに、ERGORESTの存在を思い出したのが最近。ネットサーフィンしてたら片側だけがフリマアプリで15,000円をつけられていた。
新品の価格を調べたら片側で約3万円。2本セットの中古品が4万円でも即売れしてたから、状況から見るに完全に掘り出し物。迷わずポチッた。
結果的に自動適応されるクポーンで13,000円で買えた。新品の半額以下は神。GIBBON MOUNTのアームレストの片側は約2年半毎日使うことで減価償却は完了したとみなして、役目を終えた。

ERGORESTは省スペース

GIBBON MOUNTのアームレストは固定するクランプがデカい分、分厚い天板にも対応できるのが強みではあるんだけど、私の厚さ2cmどころか1.7cmのペラい中華製デスクにはあまりにも過剰だった。天板に露出する部分がデカすぎてroBaを最大限手前に下げられないし、クランプねじ部分が長すぎて前述の通り椅子の肘掛けと干渉してた。
ところがどっこいERGORESTは申し訳程度のではあるけどroBaを手前に持ってくることができたし、サリダYL9のアームレストを最高高度にしても接触しない。


結局のところ、隣のメモ帳ホルダー(3Dプリンター製)に激突することに変わりはないんだけど、ストレスがちょっとだけ減った。
ERGORESTのパッドは肉厚

GIBBON MOUNTのアームレストは価格なりの素材でクッションパッドはEVA素材。
『EVA素材(エチレン酢酸ビニル共重合樹脂)とは、非常に軽量で柔軟性・弾力性に優れた合成樹脂です。ゴムのようなしなやかさと、プラスチックの丈夫さや加工のしやすさを両立しており、水に強く環境にも優しい安全な素材として幅広い製品に活用されています。 [1, 2, 3, 4]』
らしい。さらに調べたところ、製造コストが安い分、長期間の使用で経年劣化や摩耗が起きやすいだ素材なんだとか。
一方でERGORESTのパッドは「プラスチックベースで内部にスポンジで柔らかさを出し表面は本革で構成されている」(原文ママ)とのこと。厚さ0.5cmほどのクッションが肘にやさしく、耐久性があって経年劣化を楽しめるようになっている。
ERGORESTは滑らかさがエグい
ERGORESTはヤバい。それはもうヌルヌル動く。実際に
- 歯科技工士
- 時計技師
- 貴金属彫金士
- 身体障がい者の補助器具
- 医療・リハビリテーションの現場
にも使われていて、説明書によるとジョイント部分にはベアリングが採用されているらしい。そりゃ滑らかなわけ。トラックボールでベアリングの良さを知った後だと納得。
比較のためKURE556でブーストしたGIBBON MOUNTのアームレストとベイブレードのようにどちらが長時間回転できるか対決したところ、後出しのGIBBON MOUNTに勝ってしまった。恐るべし。
もう片方を虎視眈々と狙う日々

利き手である右側をERGORESTに変えたけどもう片方も欲しくなった。最近はフリマサイトを巡回して2万円以内を狙っている。
これを見ている読者は自分で買わずに、是非私に一報欲しい(強欲)。

